工作機械教室にご参加いただきありがとうございました

2017年11月30日

匠の駅を貸し切って開催した「第三回はじめての工作機械教室」


11月18日に開催された「第三回はじめての汎用工作機械教室」では、前回に続き人工大理石を使いスマホスタンドを作成しました。

加工の前に、講師のCATLAB猫工房本田氏より、汎用フライス盤の切削基本知識と各工程の説明がありました。

↑ 各工程の段取りを頭にいれます

汎用フライス盤では、慣れないうちはアップカットで削るほうが良いのですが、今回はダウンカットで切り込み深さを2ミリ、仕上げ0.05ミリで行いました。

そして特に注意点として
「切り込み深さ2ミリで、ダウンカット方向のまま削っていくと、最後エンドミルが抜けるときに材料が欠けやすい。」
「最後に切りくずと一緒に壁をパリッとめくってしまい、材料が欠けてしまうようだ」と。

そこで、壁に近づいたら方向転換です。
「外側から壁をダウンカット方向で切り込みましょう。」
との説明がありました。(人工大理石ならでは?なのかもしれません)

鋼材ではこのような気遣いをしなくても、エンドミルを通して終わりですので、削り方の違いに参加の方も少し戸惑い気味でしたが、見て体験してすぐに意味が理解できたようでした。

↑ 汎用フライスブリッジポートの前で。いよいよ開始です

まずは工具交換から。
「思い切り力を入れると、自分自身が後ろや前に倒れて頭や顔を打つ危険がある」
と説明がありました。ケガをしないように慎重に。

↑ 右か左か…実演と注意点

↑ スプリングコレットにエンドミルをさす

↑ 加工開始。切削面や切りくず等を見ながら慎重に削ります

ハンドルを回してテーブルを動かし、削る方向を調整し、刃先の位置を確認し、相対でメモリを読みながら切り込んで、と、身体も頭も同時に動かし操作しなければならず、混乱することもありましたが、無事完成までこぎつけました。

↑ 刃先の位置を確認ヨシ!

↑ 急遽、自分のスマホに合わせてデザイン変更

↑ 加工が終わると切りくずの海

↑ 完成


次回ものづくり合宿が企画する「はじめての汎用工作機械教室」は来年3月の開催を予定しています。その他ものづくりイベントを行う際は告知をいたしますのでよろしくお願いたします。

「はじめての汎用工作機械教室」にご参加、ご協力いただきました皆様、匠の駅様、大変ありがとうございました。

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